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ー宅配弁当の開業に資格は必要?成功のコツを解説ー


高齢者や共働きの増加によって、手軽に食事ができる宅配弁当の需要が増えてきています。需要が増え、話題になることもあり、開業を考える人が多いです。開業の際には資格が必要なのか、失敗しないためにはどのようなことに気をつければよいのか、成功のポイントを解説します。

 

宅配弁当の開業に必要な資格や許可

開業するうえで欠かせないものが、資格や許可です。準備が整っても、資格や許可がなければ営業が始められません。どのような資格や許可が必要なのか、開業準備に入る前に確認しておきましょう。

 

食品衛生責任者

食品衛生法第51条により、食品衛生責任者を選任しなければなりません。食品衛生責任者の資格を取得するには、各都道府県でおこなわれる講習会を受講すると、取得できます。講習は1日で、費用は約1万円です。

 

すでに調理師や栄養士などの資格を持っている場合は、講習を受けなくても資格が取得できます。

 

飲食店営業許可

宅配弁当を開業するには、飲食店営業許可を申請しなければなりません。申請すると保健所の審査があり、店舗の設備や調理場をチェックされます。申請から許可が下りるまでには、約2週間の審査期間があるので、お店のオープン日を決める際には注意が必要です。

 

申請の手続きは、自治体によって異なる場合があります。宅配弁当の開業を決めたときには、まず管轄地域の保健所へ相談すると安心です。

 

運転免許

宅配弁当を開業するなら、運転免許が必須です。従業員を採用する際にも、必ず確認しましょう。

 

経営するだけで自分が宅配業務に携わらない場合、運転免許は必要ないと思われるかもしれません。しかし、事故やトラブルなど、何が起きるかわかりません。万が一に備えて、免許は持っておきましょう。

 

調理師免許は必要ない

意外に思われるかもしれませんが、宅配弁当の開業では、調理師免許は必要ありません。しかし、調理師免許があれば、安心感や信頼感につながります。受験資格があれば、開業したあとでも資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

宅配弁当の開業に必要な準備

宅配弁当を開業する際に、準備しなければならないことを紹介します。

 

宅配弁当の店舗

宅配弁当の開業では、拠点となる店舗が必要です。店舗を使用するのは従業員だけなので、物件の立地やデザインなどは、こだわらなくても問題ないでしょう。

 

加工された商品の宅配であれば、大型設備は不要です。しかし、店舗で調理や梱包をするなら、設備や備品を揃えなければなりません。 また、配達用の車両を停める駐車スペースが重要です。

 

スタッフの採用

店舗の準備が整うと、次はスタッフを採用します。運転免許の有無と運転経験を、必ず確認しなければなりません。さらに、宅配エリアについての地理的情報を、どの程度知っているのかも確認しておきたいところです。

 

宅配だけの業務であれば、特に研修は必要ないかもしれません。しかし、加工や梱包作業も任せるのであれば、研修が必要です。オープンまでに研修期間を確保しておくと安心です。

 

宅配弁当の開業を成功させるコツ

宅配弁当を開業することが目標ではなく、開業したからには成功させなければなりません。成功するためのコツを見ていきましょう。

 

お店のコンセプトを明確にする

お店のコンセプトを明確にすることが大切で、メニューやお店の営業スタイルなどを決めていきましょう。

 

自分のお店ならではのコンセプトができれば、競合との差別化が期待できます。地域で求められているお店になれば、人気店になる可能性があります。

 

独自のメニューをつくる

他のお店と同じような弁当ばかりだと、思うような売り上げにつながらないでしょう。特に競合店が多い地域では、集客が難しいです。競合店とは弁当屋だけでなく、お惣菜やお弁当を販売するスーパーも競合店といえます。

 

ほかでは食べられないような、独自のメニューをつくりましょう。ただ単に競合店にないメニューをつくるだけではなく、立地やターゲット層に合うメニューであることが大切です。メニューづくりでは、客観的な意見を聞くようにしましょう。友人など複数人に試食してもらい、率直な意見を教えてもらってください。

 

客層に合わせた価格設定

ターゲットの客層によって、価格設定が変わります。学生街なのかオフィス街なのかで、異なります。また、男性と女性のどちらが多いのかによって、好まれるメニューやボリュームに違いがあるでしょう。

 

価格設定は、一度決めてお店がオープンすれば完了、というわけではありません。常に研究が必要です。どのようなメニューでどのくらいのボリュームなのか、適切な価格設定を常に探求していきましょう。価格が適正であるとともに、利益を得る必要があります。材料費や物件費、人件費などを総合的に見ながら、価格を検討しましょう。

 

宣伝をする

宅配弁当の開業が決まったら、店舗のオープンを知らせる宣伝活動が必要です。宣伝はひとつの方法にこだわらず、さまざまな方法でおこないましょう。チラシのポスティングやフリーペーパーなどの広告が効果が期待できます。

 

しかし、広い年齢層に知ってもらうためには、紙媒体だけでなくWEBも活用する必要があります。ホームページの作成やSNSの活用も不可欠です。

 

一度購入したお客様がリピーターとなるための工夫も大切で、クーポンなどの割引サービスも検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

宅配弁当を開業する際に必要な資格や許可、成功するためのポイントを紹介しました。コロナ禍で、弁当だけでなくさまざまな商品で宅配サービスの利用が日常的になりました。このことをきっかけに、宅配弁当を開業しようと検討する人が増えました。調理師免許が不要なので、比較的簡単に開業できますが、成功するためにはさまざまな工夫や努力が必要です。

資格や店舗などの準備の見込みができ、開業を進めていく場合は、コンセプトやメニューづくりにたっぷりと時間をとりましょう。他と差をつけ、独自性のある宅配弁当ができれば、自分でおこなう宣伝だけでなく、口コミでの広がりが期待できます。よい商品を提供できれば、お客様がSNSで宣伝してくださるのです。宅配弁当を開業したら、地域で愛されるお店へと育てていきましょう。

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